Gibsonのお話し。
12年前うめきちと同時に、我が輩はレスポールクラッシックプラスを購入したのだが、ドラム転向後既に譲渡してしまっていた。
「もうギター1本で行くんだ!」と思っていた我が輩は、中3で33万円を6ヶ月のローン組んで、高校入学と同時にお弁当屋さんでセコセコと働いたもんです。あの頃の自分、輝いていたなぁ…お給料がほぼローンで消えていたけど充実していたなぁ…(遠い目)
で、うめきちはと言うと、同じGibsonのレスポールカスタムを購入。
うめきちは誰に譲渡するわけでもなく、ギターを弾かなくなってからも家で保管していたのだが、その保管状態が正直あまりにも酷く(すまんね>うめきち)、「手放したい」と言っていたのだが、正直言って1銭にもならなさそうな感じだった。
それほどまでに全ての金属パーツは錆果て、湿気のためか青錆も発生。ボディーのコーティング部分はポリッシュをきちんと拭き取らなかった為にできたシミだらけ。プラグ差し込み口はサビサビでガリガリ鳴りそうな感じ。ピックアップも錆ていて、ペグは曲がってる。ネックも反っているというか、捻れてる感があり、ちょっとヤバそう。
と、結構キていた。山野楽器にリペアに出したら、もう一本買えるんじゃないか?って金額になりそうな感じ…
正直約10年ぶりに自分が所有していたギターと兄弟的存在のギターを見た第一感想は最低の一言だった。
物が捨てられないというか、「物にも心がある」という考えのある我が輩(うしおととらの読み過ぎ)にとってこの状態は見てて悲しくなった。
というわけで、現在金属パーツは全て外し、KURE5-56で錆落とし準備をしているところです。
しかし、金属アレルギーな私は、もう既に全身が痒くて痒くてたまらない!!死にそうになってくる…今年一番のアレルギー反応キタコレ。
アレルギーがかなり辛く、「やべー、パーツ全部買い直したい…つーかむしろ新しいレスポール買いたい」と心が折れ始めております(笑)
まぁしかし、我が輩が所有していたクラシックと同じ日に人の手に渡ったという、まぁ言ってみれば誕生日が同じこのカスタムを譲り受けたのは、なんらかの「縁」なのだろうと、このカスタムをなんとか綺麗にリペアしてみようと思う。いつまでかかるかは分からないけどね。で、大切にさせてもらいます。
しかしボロボロのレスポールカスタム…まるでDESPERADO 【AA】に出てくる黒須のギターのようだ(笑)
「26歳までにはタモリの隣に座るぜ!」と言っていた少年も、気付けばあと4ヶ月で27歳になります。たまに今でもあの時に描いていた夢が我が輩を支配して、胸の鼓動が早くなる瞬間があります。
今、こうしてギターに対して心を込めて接していると、あの日の自分が「ふっ」っと出てきます。 感動とは逆の意味での堪らない感覚です。堪らん兄さんです。
欲しがった物は ここで見つかりますか?
夢見た夢はあふれてますか?
話す言葉忘れて ここで何を捜すの?
あの日の物語は忘れたのか?
JunkStoryを聴き、また鼓動は早くなるのでした。