最近読んだ本で知った名前。
この方、株式会社マザーハウスの社長さんで、wikiによると
政府による開発援助のあり方に疑問を感じ、アジアの最貧国バングラディッシュのダッカでジュート(黄麻)を材料にしたカバンの工場を設立、日本で販売を始める。
そんな方。
ベンチャーにはあまり興味が無いので、こんな凄い人をスルーしていました。MOTTAINAI。
私が好きな言葉に
自分が変わらなければ周りは変わらない。
自分が変わりたいのなら、自分で努力するしかない。
という、自助論から得た言葉があります。
私はよく「発展途上国へ援助」だ、「恵まれない子に愛の手を」なんて台詞を聞きますが、その度に上のフレーズを思い出すのです。
自分たちで変わろうとしなければ、ただの物乞いと何も変わらないだろ。と。
かと言って何も援助するなというわけではなく、変わるための切っ掛けを援助するだけに留めるべきで、援助することで問題を解決してはいけない。それでは根本的に何も解決していない。と考えているのですね。
というのも、こんな偉そうな事ほざいていますが、私は過去に本当に様々な人間から助けられて生きてきていて、本当にクズみたいな人間で。(今も変わらずクズだとは思ってますけど、あの頃よりは少し成長しているとは思います。)
問題解決するまでの援助を何度も何度も受けていました。
でもやはり他力で問題解決してしまっているので、また同じような問題が降りかかってくるし、それを自力で解決できなくなるのですよ。
すると当たり前のように他人からの援助を乞う。
そして自己嫌悪。でもどうすれば解決できるのかが自分の中で理解できない。周りからみてそれがどれだけ簡単な問題でも解決まで導く手段が分からない。
そして負のスパイラル。
で、そんな負のスパイラルから抜け出すことが出来たのは、他人(本も含む)からの少しのアドバイスと、自分自身の行動だったのですね。実際に立ち、歩き、考え、その上で導き出した結果しか問題解決の為のマニュアルにはならない。
ちょっと前から情報は何でもネットで手に入るようになり、「なんで今の自分はこうなのか」を調べると、それっぽい事が書いてありそこで完結してしまうことが多くなっていると思います。
折角何故?と疑問を持ったのに、それっぽい情報を目にしただけでなるほどなと満足しちゃうんですよね。自分では一切考えていないのに。考えたことは「自分が考えている答えに近い回答が出てくるまでには、どういう単語で検索すれば良いかな」って事くらい。もう答え出てるじゃんそれっていう。
なんか話が変わってきてしまいましたが、まぁそんな事を小さくても自分なりに経験しているので、上記のような思考になるのです。と、つまらない前置きは長くなりましたがここで話を元に戻します。
タイトルにある山口さんは、そんな事をアジアの最貧国の人たちに、「自分たちが動くことによって自分たちで変えていく」ということを鞄作りを通し身体に刻み込ませようとしている人です。
最近読んだ本に出てきた名前を調べてたら、youtubeで山口さんが出てる情熱大陸があったのでそれを紹介しようと思ったら思いの外長くなってしまいました。
httpvh://www.youtube.com/watch?v=9n0qNVWscio
httpvh://www.youtube.com/watch?v=7dqfxhuGmDs
httpvh://www.youtube.com/watch?v=WlVWvlekTYs