おはよう。昨日blogを書いて速攻で夢の世界に堕ちてしまった。
で、起きて読売のニュースを見た。
首都圏で14日朝に発生した大規模停電は、停電による経済的な損失に対する賠償責任も焦点となりそうだ。
東電は今回の停電に関して「被害の実態を踏まえたうえで損害賠償を検討する」とし、クレーン船運航会社などに賠償を求める方針を示唆している。
埼玉県狭山市で1999年11月に起きた航空自衛隊練習機の墜落事故では、練習機が送電線を切断し、約80万世帯が停電した。東電は送電施設などの損害を航空自衛隊に賠償請求し、示談で自衛隊側が支払いに応じた例がある。
今回、クレーン船運航会社の責任が明確になれば、東電は、運航会社側に送電線の復旧費用などを求めると見られる。
一方、東電は電気の利用者と結ぶ契約で、停電の原因が第三者の過失や故意、天災などで東電には過失がない場合は、顧客の損失を東電が賠償する責任はないと規定している。この場合、停電による損失は停電の原因者に求めることになる。
損害賠償問題に詳しい石川剛弁護士は、「今回、東電が損害賠償の責任を負うかどうかは、送電線の保全などで落ち度があるかどうかによる」と指摘する。
このほか一般住宅の場合、電力供給が1時間以上ストップすれば、1日ごとに1か月の基本料金の4%を割り引くことも契約で定めている。割引は東電側の責任に関係なく発生するため、今回も適用されると見られる。
練習機墜落の際には、東電は割り引き分の負担も自衛隊側に賠償を求めており、今回どう対応するのかも焦点となる。
一方、しゅんせつ工事を業者に発注した千葉県浦安市は「旧江戸川の両岸には『電線注意』という看板が掲げられており、クレーン船は送電線の存在を事前に予測できたはずだ」と主張している。
(2006年8月14日22時12分 読売新聞) [ソース元]
つーか、昨日も書いたけど東電だけの賠償請求じゃすまないでしょ。電車だってあるし大企業だってあるだろうし。あり得ない不注意でかなりの規模の損害が出てるはず。
今回クレーンで引っかけたのは、浦安市の依頼からの孫請け会社らしいけど終わりだろうね。
恐らく引っかけた本人も、ココまで被害が大きくなるとは思ってなかったでしょう。でも、ちゃんと目視してれば絶対に防げたはず。「注意一瞬、怪我一生」という言葉がこれほどまで違和感無く思えるのは結構珍しい。
ある意味テロですよ。つーか、コレを責任負わせないで許してしまったら、事故と見せかけたテロなんて簡単に許してしまうことになる。
それに事故もなかったため皆結構気付いてないかもしれないけど、この停電が夜だったらとんでもない実害が出ていたと思うよ。
今回は完全に日が昇ってた朝だったから、停電でも生活自体にそこまで支障は出なかったけれど、夜に停電が起こってたら、街灯は消え、信号も消え、ビルから漏れる明かりも消え、あるのは車のライトと携帯の微弱な光くらい。本当に恐ろしい事故とかが数珠繋ぎで発生していた気がする。
昔みたいに蝋燭や懐中電灯が家庭に常備してある家なんてそんなにないだろうし。かなりの大パニックになってたはず。
時期が時期だし被害側はしっかりとした対応と改善をし、加害者はきっちりと責任は取っていただきたいものです。
まぁでも、死亡事故とかが無かったのは不幸中の幸いかもしれないね。