ついに昨日から藤田和日郎大先生の新連載「黒博物館スプリンガルド」が始まりました!
なんという禍々しい表紙(笑)
第壱話という事でまだ突っ込んだ話はわかりませんが、からくり系かな?(からくりサーカスではなく、絡繰活躍系ということ)
兎に角もう、1話目にしてガッツリと心を捕まれちゃいましたよ。流石は我が輩のハートキャッチャー藤田!兎に角強烈に面白い!最高です。
少年誌ではどうしても子供を主人公にしないといけないというようなタブーがありましたが、元々アツい大人や老人や親を描かせたら右に出る者は居ないというような作家さんですから、今回青年誌で大人が主人公というお話しはもの凄く期待が出来ます。(子供が成長する過程を描くのも天才的ですが)
それから煽りによるとどうやらスプリンガルドは「シリーズ連載」のようですね。ということは、黒博物館シリーズのスプリンガルドという意味なんでしょうか。確かに秀逸な短編が多い藤田先生にはこういうシリーズ物の方が合うかも知れないとは思いました。何より多くの作品を見たい我が輩には「長く・多く藤田作品が読める」という事は有り難いです。
話は変わって、学芸員さんとロッケンフィールドが、からくりサーカスのエレオノールと鳴海に見えてしまうのは私だけでしょうか?(笑)あ、それから、からくりサーカスの名前が出たところで、サンデー時代から藤田先生を追っている人なら「ん?」と思うところが本編にあったかと思います。
そう、スプリンガルド主人公の名前。
ジェイムズ・ロッケンフィールドという名前の主人公なんですが、藤田作品でロッケンフィールドと言えばまずあの「ロッケンフィールドさん(からくりサーカスのスティーブ・ロッケンフィールド)」を思い浮かべると思います。
敢えてロッケンフィールドという名字を付けるなんて、何か意図があるような気がしてなりません。ロッケンフィールドさんもスプリンガルドの舞台であるイギリス出身だし、これはサンデー時代から付いてきているファンへのプレゼント的な物なのか?ロッケンフィールドさんの先祖?ロッケンフィールドさん本人?なーんて色々と勘ぐってしまいます(笑)それともイギリスでは鈴木や佐藤のようにメジャー所なのかしら?まぁなんにしても、これも一つの楽しみではあります。
それからそれから、青年誌に移っても相変わらず「どうしたァ ダニエル・カバナー巡査部長」なんていう、現実ではまず言わないであろう(上司だったら「どうしたァ ダニエル」止まりだと思うんです)説明口調をしてしまうあたりも思わずニヤっとしてしまうポイントだったりします(笑)
まぁ「青年誌」という枠にとらわれて変に無理したり媚びたりすることなく、今まで通り少年誌並みの王道でアツい血と涙と魂のこもった作品に仕立てて欲しいです。まぁ先生のことだからそこは心配しなくてもなるだろうけどね。
ジャンルは青年漫画になってしまいましたが、子供が出来たらまず読ませたいアツい漫画になりそうです。みんなも是非読んでみてください。そして、うしおととら、からくりサーカスも是非読んでみてください。「これを読まなければ大人になれない」と子供に読ませてあげてください!出来ることなら1日で一気読み推奨!
軽く興奮してるんで長文・駄文失礼しました。ま、いつもの事ではありますが…