聖☆おにいさんの3巻を購入するために本屋に寄ってみたらきたがわ翔の新作らしき本が目に止まりました。しばらくきたがわ作品から遠ざかっていましたがテーマが面白そうだったので購入。
デス・スウィーパーは、特殊清掃員のお話。
特殊清掃とは
- 主に変死体や腐乱死体があった場所の清掃、消臭、消毒、害虫駆除、供養、お祓い、家屋解体、リフォームなどの原状回復までも行う、特殊現場作業のエキスパートである。
- 他にも事故死、事件死、自殺死などによる葬儀社等が処理しかねるほどの遺体の損壊が激しい場合、エンバーミング(外見回復処置)を行う。
- 葬儀社がこの業務を兼ねている場合、病院、自宅での死後処置、病院での納棺又は自宅での納棺、自宅までの搬送、火葬場までの搬送を行う。
- 他の業務として通称「ごみ屋敷」の清掃、警察からの依頼による身元不明遺体の納棺、火葬場までの搬送を行う。
とまぁそんな感じで、内容としては、兄が自殺してしまった主人公が、兄の死をきっかけに特殊清掃を通して「現実」を探していく物語でございます。
イキガミなんかで「死」そのものを扱う作品は増えてきましたが、「死の先」を扱う作品ってのは確かにあまり見かけませんでした。
死の現実を受け入れた先にある生がテーマになるのかな。なんにしても久々に大当たりの作品でした。ただし、正直グロい描写が多いので、きたがわ翔ということでホットマンなどのほのぼのとした作品を期待されている方はご注意をw
超オススメです。